2016年7月10日日曜日

世代間の1票の格差が問題だと思う

1票の格差・・・世代間格差が問題だと思う


いらすとやさんからいただきました

本日、参議院議員選挙が行われました。
18歳から選挙権が与えられて初めての国政選挙です。

1票の格差が問われてから、合区などの導入で
少しずつ地域間格差が縮まってきたと思います。

格差が是正されてよかったと思いますが
合区された地域は不満な有権者も多いようです。

しかし、日本の未来を考えたら・・・

一番の問題は地域間格差以上に
世代間格差だと思います。

私も投票所に行きましたが、
高齢者の姿がよく見受けられました。
言っては何ですが、今にも死にそうな高齢者が
抱えられて投票に来ていました。

それに比べ、若い人の姿は少なかったです。
地域によっては学校などに投票所が設けられているので
それが原因かもしれませんが・・・

投票率は54.7%だと放送されていました。

18、19歳の投票率は45%だったようです。
18歳の高校生は約51%、19歳は39%ということで
この差異が心配ですね。
19歳は高校卒業後の人生の岐路にあり、
故郷を離れることもあったりで無関心が増えるのでしょうか。

今後、団塊世代をはじめ、65歳以上の高齢者人口は
年々増加するばかりです。



現在1,500万人程度の後期高齢者人口が
2025年には約2,200万人まで膨れ上がり、
日本の全人口の4人に1人は75歳以上の
後期高齢者という超高齢化社会となります。


年金や医療・介護など社会保障が急増し

高齢者問題が深刻になります。



そして、この高齢者たちが全て有権者になるわけです。

となれば、高齢者は自分たちの生活を守るために
高齢者を優遇する政党や議員に投票するのは
仕方がないでしょう。

現在、保育園問題がクローズアップされていますが、
高齢者にとって育児はもう過ぎたこと。
本心はどうでもいいことかもしれません。

いくらこれからの日本にとって必要な問題でも
多数決による選挙では圧倒的に
高齢者が有利となってしまいます。

これでは、日本の将来を担う若い世代にとって
不利な政治しかなされないわけで・・・

未来の少ない高齢者よりも
これからの日本を支えていく世代を大切に
支援していく政治が必要なのではないでしょうか。

投票権は公共の利益のために行使するものです。
これがなされれば、世代間の格差を
考える必要はないのですが、
ほとんどの有権者は
「自分に有利」な候補者に投票するのは人間の性です。

という私も8年後に高齢者になるわけで、
本心は年金は減らされたくないです。
医療費もあまりかけたくない。

でも、75歳くらいの高齢まで生きられたなら、
もうあまり長生きしなくてもいいのでは・・・
という考えもあります。

早めにいなくなってあげることも国や若い人のため
と考えるのは私だけでしょうか・・・

今後、世代間の1票の格差は大きな問題となります。

では、人口構成によって1票の価値を変えれば?
と思いますよね。
高齢者1に対して若者は1.5にするとか・・・

ただ、一票の価値に故意に差をつけるのは
憲法違反ともされているので、それこそ高齢者が
多いため改正はなかなか困難だと思われます。

でも、この格差を是正する選挙が早期に
実現してほしいと思っています。

それにはまず、人口の少ない年齢層が
率先して選挙に行くことですね。

そういう意味で、今回から有権者が18歳からに
引き下げられたのは本当によかったです。

今後は、国をあげて、若い世代が政治や経済に
興味・関心を持てるような教育や環境を
推進していく必要があると感じています。




     

      
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2 件のコメント:

神田ももたろう さんのコメント...

新聞で読んだのですが、若い子で投票に
行こうと思っている子は、幼い頃、親に
連れられて、投票所に来た経験がある子
が多かったそうです。

習うより慣れろ、ということなんでしょうか^^

すみれ さんのコメント...

神田ももたろうさん

そんなデータがあるんですか。
面白いですね。
親の選挙への関心が子どもに影響するのでしょうか・・・
高校生に投票所の社会見学などさせると慣れていいのかもしれませんね。