2016年7月31日日曜日

たかが「しゃっくり」でも病気が隠れていることもあります。

しゃっくりって不思議な現象ですね。



30秒でとめる方法(出典:healthil.jp



ブログを書こうと思って座った途端、しゃっくりが・・・

「この規則的に来る発作は何?」

初めはこの不思議な現象を楽しんでいたのですが、
それがなかなか止まらず
1時間も続くと苦痛に変わりました。

「早く止めなくては・・・」

焦りから、しゃっくりを止める方法を検索し
いろいろ試してみたのですが、なかなか止まらない。

30秒で止まる方法というのが紹介されていて、
「両耳の穴に人差し指を突っ込んでぐりぐり抑える」
と書かれていたのでやってみたけど止まらない。

よく読むと、注意として、
「呼吸器や循環器系の疾患の方はしないでください。
 余計悪くなります。」

私は呼吸器が悪いのでやってはいけないんだぁ。

一般的な「びっくりさせる」はあまり効果がないそうです。

身体的な病気隠れてない限り、
しゃっくりはわりとすぐ自然に消えていきますが、
人前で話さなくてはいけない時にはまずいですよね。


しゃっくりの原因

しゃっくりの直接的な原因は「横隔膜の痙攣」です。

この横隔膜や周辺組織が刺激を受けて痙攣します。

例えば、
・胃への刺激  
  暴飲暴食、アルコール、香辛料、炭酸飲料、
  空気を吸い込む、大声で笑う・話す、
  食べる(飲む)スピードが速い

・横隔膜周辺の急激な温度変化  

  冷たいシャワー、冷たい(温かい)飲み物の摂取

・ストレス、疲れ、喫煙など

・病気によるもの

いろいろな刺激や原因で起こるようですね。


しゃっくりの種類

しゃっくりは同じではなく、何種類かあるようです。

・横隔膜性しゃっくり
 一過性のものと病気によるものがあります。
 肝臓、腎臓、横隔膜の炎症などの病気が
 かくれている場合もあります。

・中枢性しゃっくり
 長時間続く、間隔が短い、治りにくいが特徴です。
 
 脳や脊椎、延髄など、呼吸中枢を司る中枢神経が
 刺激されて起こります。
 脳梗塞、脳卒中、脳腫瘍など脳の病気や、
 頸部腫瘍、多発性硬化症、脊髄空洞症などの
 病気の症状であることもあります。

・末梢性しゃっくり
 末梢神経(迷走神経や横隔神経)などが
 刺激されることで起こります。
 脳底部の腫瘍、首の病気、呼吸器系の
 病気が考えられます。
 横隔膜そのものを刺激する病気には、
 肝臓障害、腸閉そく、胃腸炎、胃がん、
 食道炎などがあります。

いずれのしゃっくりも、48時間以上おさまらないとか
頻繁に出て1か月以上続く場合は受診してください。


しゃっくりの止め方

・耳押し法
  両耳の奥を人差し指で30秒~1分ほど押し続ける
     ※呼吸器や循環器に疾患のある方はしないでください。

・息を吸って吐く
  息をたくさん吸って10秒息を止め、
  ゆっくり息を吐いて、ゆっくり息を吸う

・ツボを押す
  天突、巨闕等

・甘いものを食べる(砂糖など)

・コップの水を反対側(奥側)から飲む
  前かがみにする

などです。

まあ、普通はそのままにしておけばおさまりますけど。

結局、いろいろ試したけどなかなかおさまらず、
横になっても出るので、眠くなる薬を飲んで
無理やり寝てみました。

起きたら、治っていました。
良かった。

しゃっくりなんて大した現象ではないですが、
一応、病気が隠れている場合もありますので
長引く時は念のため受診してくださいね。




     

      
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2016年7月28日木曜日

オス・メス両方の性を持ち、コンクリートを食べる生き物

同じ体にオス・メスが存在する身近な生き物


いらすとやさんからいただきました

ひとつの体にオスメス(雌雄)両方の機能が
備わっている生き物がいます。

雌雄同体の生き物は意外に身近な存在です。

代表的なのが、カタツムリやナメクジです。

最近ではカタツムリを見る機会が少なくなりましたが
昔は、梅雨~夏の頃にはあちこちにいました。
アジサイとカタツムリはお似合いですね。

雌雄同体の生物は
サカマキガイなどの巻貝(腹足類)の中の
カタツムリの仲間(有肺類)とウミウシの仲間(後鰓類)の
仲間だけで意外に少ないです。

カタツムリやナメクジは、雌雄同体なので
単体で自家受精も可能です。

しかし、自家受精だと弱い遺伝子の卵になるので
2匹で交尾します。

出会ったカタツムリは男女がありませんので
お互いが細い管(陰茎)を相手に挿入して
精子(正確には精子の入った袋)を
相手の中に置いてきます。

その後、自分の体の中の卵子に受精させ
各々が産卵します。

意外に知らない人多いのでは?

何故、こんな体になっちゃったのか理由があるんです。

カタツムリやナメクジは超ゆっくり移動しますね。
移動範囲も狭く、お互いに出会う機会が少ない。
せっかく出会った相手が同性だった場合
低い繁殖率がさらに下がります。
そのため、より多くの子孫を残すため
両方の生殖器を持つことになったと考えられています。

異性を探して交尾しなければならない生物
に比べると効率的ですね。

人間も雌雄同体だったら面倒なことなかったかも。
男女に関係なく気が合った人と出会い、結婚して
お互いに自ら出産し合う。
1度にふたりの子供が生まれる可能性も高いです。

いい人に出会えなければ、自家出産すればいいし・・・

パパはママ、ママはパパ・・・

男女差別・区別のない世界が広がります。
結構いいかも。(^^;)


コンクリートを食べるカタツムリの驚くべき理由と機能

雨上がりの後に、ブロック塀やコンクリートの壁に
カタツムリを見たことありませんか?

彼ら(彼女ら)はコンクリートが大好きなんです。

どうして?コンクリートが気持ちいいから?

実は、カタツムリは殻を維持し形成するために
カルシウムを必要とするんです。

巻貝の殻は主に炭酸カルシウム(有機石灰)でできています。
成長する過程で、殻の口のところに
石灰質を塗り足しながら殻を大きくしていくそうです。

特に、風雨にさらされたコンクリートからは
炭酸カルシウムが多く染み出します。

カタツムリはこの濡れたコンクリートから染み出す
炭酸カルシウムを摂食していたのです。

さらに、この炭酸カルシウムをなめるのではなく
口の中にあるおろし金のような歯舌で
削り取っていきます。

1列80本に並んだ歯舌が150列も、
つまり合計1万2000本もの歯舌があるのです。

そして、コンクリートを削ってで減った歯舌は
次から次へと生えてくるそうです。
驚きですね!


カタツムリの殻の機能が役に立っている

カタツムリは湿度が高くジメジメしていても
その殻の表面はとてもきれいです。
薄い水の膜が油など汚れをはじいているからです。

これに目を付けたINAXの「LIXIL」は、
家の外壁を美しく保つ方法を研究しました。
そして、雨が降れば自動的に汚れが落ちる
外壁システム「ナノ親水」が誕生したのだそうです。

その後は、トイレや食器など水を使っても汚れない
この表面加工が使われるようになりました。

今まではかわいいだけで癒しの存在だったカタツムリ。

でも、意外な生態や利用価値を考えると、
カタツムリって凄い存在なんですね。

冬は冬眠し、夏もほとんど寝ていて
寿命は2~4年だそうです。

最後に、
普通に日本にいるカタツムリには
寄生虫がいることがあります。
食べるのはダメです。(エスカルゴなど食用以外)

カタツムリを触ったら、石鹸でしっかりと
手を洗いましょうね!(^^)



     

      
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2016年7月25日月曜日

危機管理能力について考えさせられた瞬間

少し緊張する場面に遭遇し思ったこと

ファーストフード店で時間を潰していました。

多くのお客さんはひとりかふたり連れで、
数人はスマホに夢中になっていました。
後はおばさんグループ。

入り口付近に男性がひとり座っていました。

多分日本人だと思いますが、黒い顔に
アラブ人のように口とあごにヒゲをいっぱい蓄えた人。

ところが、その男性が女性店員を呼びつけ
クレームを始めました。

小さな声で言っていたのでよくわからなかったけど

「お気に入りの椅子に座りたかったのに
 1時間待っても空かない。」

というような内容聞こえました。
(もう少しこみいっていたかも)

ファーストフード店で「マイシート」はないでしょが・・・

でも、その男性はマジなんです。
眼がすわっていたから。

その後、店長さんらしき男性が現れ応対していました。

その男性はさらにヒートアップし始め、
店長に指さしで怒っていました。

店長さんはひざまずいた格好で話を聞き、
あやまっていました。

怒らせたらまずいですから、丁寧に頭を下げて・・・

私もさすがに、「ちょっと怖いな」と感じました。

どんな些細なことでも、本人にしたらマジですから、
何をするかわからない。

これで、ナイフでも出して暴れたら・・・

入り口付近でクレームをつけていたので、
私も店を出にくく、少し様子を見ていました。

普通はこの緊張した雰囲気の中で、
お客さんもその空気をキャッチするはずなのですが・・・

周りのお客といえば、多くが「スマホ」してました。
多分「見て見ぬふり」してたのかな。

それなのに、すごく気になったのは、
おばさんたちが「キャハキャハ」しゃべりまくり、
甲高い声を上げていたことです。

このおばさんグループは
自分たちの世界に入り込んで
この緊張感に全く気づいていませんでした。

その男性がキレそうになっているのに
店長があやまっているのに

おばさんたちの楽しそうな騒ぎ声が店中に響き・・・

その男性のイライラを助長させるのではと
冷や冷やしていました。

「おい、空気読めよ~」
「もしキレられたら、暴れたり刺されるかもよ~」

マイシートなどと言う時点で頭おかしいのだから。

おばさんたちの声に私までイライラしてきました。

結局、店長がその「マイシート」に座っているお客さんに
頼んで席を譲ってもらい、事なきを得ました。

まあ、些細な出来事ですし、
私が気にし過ぎたのかもしれませんが・・・

でも、前日にドイツのマクドナルドで銃撃事件があり、
子どもたちも殺害されたニュースが流れたばかりです。

ファーストフード店でも銃撃が起こることに驚き
心を痛めなかったのでしょうか。

このところ、人の集まるところでテロが起きています。

何が起こるかわからないご時世です。

日本は大丈夫?そんなわけないでしょ。

こんなにも、世界中でテロや銃撃事件が
頻発しているのに、意識が低くはないでしょうか?

日本人は人がいいというか、
「性善説」で人を見がちです。

島国で、歴史的に沖縄などを除いて
外国に侵略されたことがない国なので
日本人の危機管理能力は育たなかったのか・・・

街を歩いても、日本は諸外国に比べ安全な国です。

でも、少しずつ日本も危険な事件が増えていますね。

ポケモンGOもいいですが、
歩きスマホで事故に会ったり、スリにやられたり
気をつけたほうがいいと思います。

外国のテロは今のところ「対岸の火事」かもしれません。
でも、起きないとも限らない。

事実、テロではないけれど、
秋葉原事件や小学校殺傷事件などいくつかの
無差別殺傷事件が起きています。

テロや無差別殺傷を予知したり防ぐことは
不可能かもしれないけれど、
少なくとも空気を察知することくらいできないと・・・

おばさんたちの甲高い笑い声が響いても
何も起こらなくてよかったけど、
もしかしたら何かが起きていたかもしれない。

些細なことでしたが、
危機感について考えさせられる瞬間でした。

追記
今朝、悲惨なニュースが飛び込んできました。
神奈川県相模原市の障害者福祉施設に
男が乱入し、多くの死傷者が出ている模様です。
このブログを書いた後だけに、「またか・・・」という
気持ちが大きいです。
酷過ぎます。
亡くなられた方々にお悔やみを申し上げます。
また、怪我をされた方々のご回復もお祈りいたします。

今後こういう事件が世界中で多発することにより、
異常者が触発されて行動にうつしたりしないか・・・
そして市民も、
悲惨なニュースに慣れてしまうことが怖いですね。




     

      
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2016年7月21日木曜日

コミュニケーションって本当に難しい!

人間同士のコミュニケーションは難しい

人間関係のコミュニケーションにおいて、
話し合うことの大切さを良く言われてきました。

「話せばわかる」というのが一般的な考え方ですね。

でも、最近思うのですが、メールが普及して以来、
面と向かっての話や電話をする機会が随分減りました。

「話す」という行為が
文字に置き換えられるようになってから、
便利ではあるけれど、
誤解も多く生じるような気がしています。

業務連絡などはメールの方が正確に伝わり
内容が記録として残りますが、
人間同士の会話レベルだと、メールは難しい。

こちらが伝えたいことが、なぜか違って解釈されたり、
伝えたかったことに期待したほど反応されなかったり、
返信内容に疑問や不満を持つことも多いです。

「そうじゃないってば・・・」

こちらの文章力にもよるのですが、相手方も
書き手の気持ちになって理解できない場合もあり、
なんだか不満が残ることがよくあります。

最近ではメールやLINEで恋愛が始まり、
メールで恋愛が終わるということも多いそうです。
また、一方的にどちらかが拒否してしまえば
付き合いも終わりという感じ。

相手の表情やしぐさ、口調を感じながら会話すると
お互いに理解し合えることが多いのですが、
文字というのはいけませんね。

絵文字やスタンプなど気持ちを表す機能もあり
便利ではありますが、
安易に❤マークなどを付けて送ってしまうと
後で大変なことになるかもしれません。(笑)

といって、すぐに電話をしたいと思っても、
相手方の都合があるのでなかなかできないのが
暗黙の了解にもなってきています。

電話の方がリアルタイムでコミュニケーションが
取れるので、誤解は少ないように思うのですが・・・

電話は相手の時間を邪魔する行為
となるとなかなかできなくて、
電話の予約をメールでしてからするようになりました。

しかし、メールよりは理解しやすい「話し合い」にも
大きな壁を感じる時があります。


「話せばわかる」とは言えないことも多い

五・一五事件で「話せばわかる」と言った犬飼毅首相は、
「問答無用」と海軍青年将校に殺害されてしまいました。

最近のテロやイスラムの紛争などでも、
お互いが話せば良くなるというものではないですね。

そこには、宗教や思想が大きく関係しており、
「異教徒を殺せば天国に行ける」と信じている場合、
どんな話し合いをしても難しい。
お互い信じているものへの信念の対立ですから。
テロこそが自分たちの正義なのでしょう。

また、インドやパキスタンなどの「名誉殺人」だって
カースト制や女性蔑視の中で、親族に逆らった者は
家族でも殺害されます。
そして、彼らにとってそれは正しいことなのです。

信念対立の場合、話をして解決する問題ではありません。

他にも話してもわからない例として、

・相手との理解力に差がありすぎる場合
大人と子供が会話しても、対等な会話は無理ですよね。
また、大人同士でも能力や会話力に
差がありすぎる場合は、
「話せばわかる」というより「相手がわかるように話す」
しかコミュニケーションは難しいです。

・コミュニケーションの障害がある場合
意外と言われないのですが、これが結構大変なんです。
相手が知能も言語能力も高い場合、
「話せばわかる」が成立すると思われがちですが、
どちらかに「人格的な障害」や「脳の障害」がある場合、
相当な努力が必要になります。

ブログで障害名を書くことは人権侵害なので書きませんが、
「相手の気持ちを理解できない」という障害をもつ人は
意外に多いです。

それが発達段階におけるものか生まれつきによるものか
様々ですが「自分にしか興味がない」とか、
「自分が正しいと信じて疑わない」とかで
近しい人や社会と上手くいかなくなる例が存在します。

私の身近にも存在し、ほとほと困っています。
どれだけこちらが理解してもらいたくても、
相手は自分にしか興味がなく、聞く耳を持たず、
少しでも非難されると怒り、周囲を振り回していきます。

以上のように、「話せばわかる」ことが
困難なケースが世の中には多々あり、
結局「何を言ってもダメ」となってしまい・・・

でも、本当に会話がうまくでき、心が通じ合える人にも
時々出会えます。

そんな人に出会えたら、ラッキー。
楽しい時間が過ごせると思います。

とにかくまずは自己主張をする前に
「相手の気持ちになって考える」
とうことが大切ですね。

人間のコミュニケーションって本当に難しいのだと
つくづく感じる今日この頃です。




     

      
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2016年7月19日火曜日

88歳驚きのおばあちゃんカメラマン(続編)

 88歳ですごい経歴と感性の女性カメラマン

最近話題になっている女性アマチュアカメラマンがいます。

西本喜美子さん、88歳。
若い頃、美容師から転身、
プロの女子競輪選手になったという
すごい経歴の持ち主です。

彼女の驚きの強烈自撮り写真が話題沸騰中です。

自分がゴミ袋のゴミになったり
バカボンのパパ?みたいになったり
自ら洗濯物になって竿に干されたり
自転車やバイクで転んだ婆さんとか
ゴリラ?に変装したり・・・Σ(・□・;)
現在は、バニーガールに挑戦中だそうです。


かなり自虐的ネタが多いのですが、
全てご自分の意志でしているそうです。
自撮りは固定カメラで、かなりプロフェショナルに
撮られています。

その画像がネットで紹介され、世界中で話題になりました。

誰かがおばあちゃんを被写体にして
ヘンな写真をアップしたのではなくて、
全て自分でしているところに凄さを感じます。

画像をアップできないので、検索でご覧ください。
笑っちゃいますから・・・

しかし、私は彼女のヘンな自撮り写真よりも
これとは別のアート作品に美しさを感じます。
そして、その好奇心旺盛な生き方に惹かれます。

彼女のブログ「西本喜美子の創作生活」によると、

 72才で初めてカメラをさわり
 74才で初めてMacをさわり
 試行錯誤しながらも素敵な写真仲間達と共に
 人生を100倍楽しんでいます。

とプロフィールに書かれています。
ご主人さまからカメラをもらい、カメラ塾で学んだそうです。
今では自宅にアトリエがあり、
受賞したり、個展を開くほどの腕前です。

さまざまなタイトルが付いたアート作品を見ると
みずみずしい感性を感じます。
80代のおばあちゃんが創作した作品なんて
信じられません。
作品に添えられた熊本弁でのコメントも楽しいです

彼女の経歴は、
美容学校を卒業後、美容院をはじめました。
2人の弟さんが競輪選手となり、その姿に憧れ、
美容院をたたみ、 競輪学校でA級ライセンスを取得、
22歳でプロの女子競輪選手となりました。

数多くのレースを経験したのち、
税務署職員のご主人と27歳で結婚し引退。
3人の子を授かり、子育ての合間に

パートタイマーとして家計を助けました。
異色の経歴ですね。
カッコよすぎる!

72歳でカメラを初めてさわったなんて
かなりレアなケースですが、それでも
普通は適当に写真を撮って楽しむくらいですよね。

彼女の場合、そこからアート作品を創作したり、
自分で考えた驚きの自撮り写真をアップしたり、
新しい世界を切り開いていくことが凄いですね。
パソコンでの加工も大方ご自分でされるそうです。

「笑われてもいい。」
とテレビのインタビューで言っていました。

熊本弁で「ひとりじゃなかとよ。」って・・・

いくつになっても、心身が丈夫ならば
どこまでもやれちゃうのですね。

これまでの人生で培った「頑張り」も
現在の力になってるのではないでしょうか。

もともとプロやアマチュアではなく、
高齢になってから始めて花開く・・・
そんな高齢者が増えているようです。

私も何かできないかな。
写真は好きだけど、撮って楽しむだけだし。

72歳までにはまだ15年あるか・・・
その頃生きてるかなあ・・・

お元気な高齢者には本当に頭が下がります。
これからも頑張ってください。(^^)







     

      
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2016年7月15日金曜日

ささやかだけど心が和む話

心あたたまるおじいさんのお話


いらすとやさんからいただきました

少し前の話ですが、大型スーパーの婦人服売り場で
夏物の服を探していました。
なかなか気に入ったのがなくてうろついていたら、
近くに高齢の男性がいるんです。

「なに、この人、婦人服売り場なのに・・・徘徊?」

わりと身なりのきちんとしたおじいさんが
婦人服を触っているんです。

「どういう趣味なんだろ?」

遠巻きに見ていたら、そのおじいさんが近づいてきて

「ちょっとご相談にのっていただけますか?」

「えっ?」

「実は、うちの家内の服を選んでいるんです。
体の具合が悪くデーサービスに行っているのですが
そこにおしゃれをしていきたいと言いまして・・・」

「そうなんですかぁ。」

「こういう場所は初めて入るのでどうしたものか
全くわかりません。選んでいただけませんか?」

「はい、いいですよ。」
奥様のために初めての世界に入られたのですね。

ということで、奥様の体形や好きな色やいろいろ
聞き取り服を探し始めました。

このおじいさんは91歳だそうです。
まあ、お元気ですね~

スーパーには体に不自由がある高齢者が
着やすい服はなかなかないので、
私は店員さんにも聞いて頑張って探しました。

30分くらい探して、おじいさんも「これならいい。」
ということで、可愛らしくて品のいい
前開きの着やすいブラウスを2着選びました。

会計していたので私はその場からそっと離れました。

「よかった、よかった。」

それからしばらくして他の買い物をしていたら、
そのおじいさんが現れました。
一生懸命私を探したみたいで・・・

「お礼を言わなくてはと思いまして・・・
こんなにご親切にしていただき本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。」

「いえいえ、どういたしまして・・・」

そう言って、おじいさんは手に持っている袋を
私に渡そうとしました。

「先ほど買ったパンですがもらってください。」

「そんな、お気持ちだけで十分です。」
とお断りしましたが、

「どうぞもらってください。お礼です。」
と強く言われるので、そのお気持ちを汲んで私は

「はい、ありがとうございます。」と言っていただきました。

このパン(サンドイッチ)は、きっとおじいさんの
ランチだったと思います。

お礼を渡せたおじいさんはとても満足そうでした。

多くの高齢者の方は知らない人にでも親切にされると
本当に喜ばれますね。
(騙されやすいともいえますが・・・)

そういう面で、私は初対面の高齢者の方とでも
仲良くお話しができる雰囲気があるみたいです。
今までも何度かありました。
同年代からは私の理屈っぽさや率直さが
疎ましがられることも時々あります。
好き嫌いがはっきりしてしまうようです。

でも、何故かおじいちゃん、おばあちゃんには
受けがいい・・・まあ少しはいいところもないと(笑)

このおじいさんにも喜んでもらえて
こちらこそ元気をいただきました。
奥様もきっと喜ばれることでしょう。

「お元気で。」と声をかけてお見送りました。

いただいたサンドイッチも美味しかったです。

ほんのささいな出来事でしたが、
何だかほっこりとした気分になれました。

私もかわいいおばあちゃんになれるといいです。(^^)




     

      
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2016年7月14日木曜日

がんを乗り越えた鳥越さんのスローガンから見えてくること

 日本人が生涯のうちにガンにかかる可能性

 男性の2人に1人、女性の3人に1人

無料イラスト集からいただきました

7月13日の東京都知事選立候補者による記者クラブ会見で
急に浮上した鳥越さんが冒頭に掲げたスローガンは
がん検診の100%達成でした。

他の候補者がスマートな公約を掲げる中、
「何言ってるの?」と思いませんでしたか?

「ボケてんじゃないよ。」なんていうツィッターも
あったりして、私もこの人大丈夫かと思いました。

ところがその夜、宇都宮さんが辞退され急展開に・・・

野党勢力結集で鳥越さんを応援ということになりました。

しかし、ガンサバイバーとはいえ、
ジャーナリストを極めてきた鳥越さんが
どうしてあんなことを第一のスローガンに掲げたのか・・・

いろいろ考えたのですが、
彼がボケていないことを前提として、
あれは注目度を上げるための策略だったと思います。

元都知事の石原さんが「カラス撲滅」を掲げたように、
「がん撲滅」をうたえば、庶民にわかりやすい。
「アホか」と言われようと印象には残ります。

どのみち、オリンピックや待機児童や高齢者問題など
東京都は相当な課題を抱えているのだから、
そんなものわかりきっていることで・・・
これからきっちり公約してくるでしょう。

そして、クリーンさや人柄も都民から要求されているので、
そこらへんも。

でも、さすがに年齢と健康面への危惧はありますよね。

私は宇都宮さんが一番しっかりしていると感じたのですが。
残念。(都民じゃないからまあいいけど)


国保の大赤字で急がれるがん対策

厚生労働省の政策リポート「がん対策」によると

「がんは、我が国において日本人の死因の第1位で
年間30万人以上の国民が、がんで亡くなっています。
また、生涯のうちにがんにかかる可能性は
男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測されています。
厚生労働省としては、国、地方公共団体、
また、がん患者を含めた国民、医療従事者及び
マスメディア等が一体となってがん対策に取り組むことにより、『がん患者を含めた国民が、がんを知り、
がんと向き合い、がんに負けることのない社会』
の実現を目指すことを最大の目標として、
様々ながん対策を講じているところです。」

と記載されています。

特に60代くらいから、がんにかかる率が急激に増えます。
日本は超高齢化社会となってきていますので、
当然がん患者も増加の一途です。

がんにかかると、医療費が莫大にかかります。
抗がん剤や放射線治療、手術、入院、通院、投薬・・・
高度医療技術による治療費は高額です。

がん患者が医療保険を使えば、国や地方自治体が
相当な負担をしなければならなくなります。

現在、国民健康保険が大赤字で大変な状況です。
納付率も減っています。
今後高齢化でがんをはじめ医療費の負担が増えるので、
国保はパンク状態になるでしょう。

厚労省では「がん対策加速化プラン」が進められています。

特に大都市東京はもう待ったなし。
財政赤字を何とか食い止めないと。
オリンピックもあるし・・・

だから「がん検診」による早期発見が大切なわけです。
ガンの種類にもよりますが、
早期発見できれば治癒も可能で
医療費も少なくてすみます。

調べてみると、日本人の検診率は先進国の中で、
かなり低いのだそうです。
各種がん検診の受診率は中高年でも40%をきっています。

欧米では医療費が高いこともあり、
予防医療の意識が高く、がんの検診率も高いとのこと。
だから、がんを治療する患者は現在減少しています。

先進国で日本だけ、がん患者が増え続けていることは
やはり深刻な問題だと思います。

鳥越さんの言っていることも一理ありますね。
76歳の彼がもし都知事になって、
東京都を良くして、無事任期を迎えられたら、
多くの高齢者やがん患者の方に勇気を与えることでしょう。

超高齢化に伴う、がんや認知症増加の予防対策は、
国家を挙げてのプロジェクトとなっていきます。

「がん検診率100%」が達成できればいいですね。

でも、本音を言うと・・・
がん検診は辛いから嫌です。
痛い、苦しい、怖い、恥ずかしい・・・
特に高齢者や女性には負担の大きい検査です。
もっと楽な検査方法を開発してほしいです!

がんに侵されるのは辛いですが、
がんになっても治療しないという選択肢もある?かも。
それは現時点ではなかなか難しいですね。(^^;)




     

      
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2016年7月12日火曜日

ボケたくない人必見!MCIが知らないうちに進行。

軽度認知症(MCI)について知っていますか?


いらすとやさんからいただきました

最近注目されている認知症予防として
軽度認知症(MCI)の予防・早期発見があります。

中高年の皆さん、
MCIって聞いたことがありますか?

このMCIとは、認知症の前段階、つまり
健常と認知症の間のグレゾーンに位置します。
認知機能の一部に問題が生じているけれど
日常生活には支障がないレベルです。

MCIを放置しておくと認知機能が低下していき、
5年間でその50%は認知症に移行します。
本物の認知症になったら、元に戻すことは困難です。

2025年には厚労省によると
認知症患者が700万人を超えると推計しています。

しかし、MCIのレベルならば
適切な治療やリハビリ、脳への刺激などで
現状維持もしくは回復が見込めます。
認知症で周りに迷惑をかける不安が減ります。

そういう意味で、MCIの予防や早期発見は
非常に大切なものと理解されるようになってきました。

軽度認知症(MCI)の定義としては、
1.記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない
  記憶障害が存在する
5.認知症ではない

以上の項目だと、多くの中高年に思い当りますよね。

人の名前が出てこない
〇〇をどこにしまったか忘れた
昨夜何を食べたか思い出せない
約束をうっかり忘れてしまった・・・などなど

かなり「あるある」ですが、これらの多くは
単なる物忘れであり、認知症とは言えないものです。

認知症とは、「約束をしたこと」「〇〇をしまったこと」など
そのこと自体を覚えていないことです。
「食べたこと」を覚えていなくて「ご飯まだ?」は
よく聞く話です。
「何を食べたか忘れた」のではなく
「食べたこと自体を忘れた」となると要注意。


軽度認知症(MCI)の診断・チェック

一番手っ取り早いMCIのチェックには
業者による電話診断があります。
10分くらいでMCI早期発見テスト「あたまの健康チェック」
してくれます。
3,500円くらいかかりますが、97%の正確性だそうです。
これについては私は関係していませんので
ネットで検索してみてください。(「認知症ねっと」など)

他には、病院などでの血液検査などいろいろあります。
認知症ではなく他にも認知機能が低下する病気が
いろいろありますから、気になったら
かかりつけの先生にご相談ください。

そして、有名な「長谷川式認知症テスト」です。
介護認定時など認知症の簡易検査でよく用いられます。
軽度のMCIを発見することも可能です。

1、あなたは何歳ですか?

2、今日は何年何月何日何曜日ですか?

3、今どこにいますか?

4、3つの言葉を覚えてください→後ほどまた聞く
   桜・猫・電車・・・

5、100から順番に7を引いていください。
   100→ 93→ 86・・・

6、この数字を逆に言ってください。
   682    3529

7、先ほど覚えた3つの言葉を言ってください。
   思い出せましたか?

8、今から見せるものを覚えてください。→隠す
   時計、くし、はさみ、たばこ、ペン
   少し時間が経ってから、「何がありましたか?」

9、知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。

以上のようなテストです。
点数化できますので、以下のページにて
どなたかにお願いしてテストしてみてください。
 
 長谷川式認知症・MCIテスト(認知症ねっとより)

30点満点で20点以下の時
認知症の可能性が高いと判断されます。
軽度認知症は、19点くらいです。
それ以下だと、中程度以上の認知症のようです。

20点以下の方は、すぐに病院で検査をしてください。

私の父もそうですが、周りにいる認知症の方は
自分が認知症だと理解できないのです。

車の運転もまだできると信じて運転しようとします。
仕事に行くつもりで外出していまいます。
入院やショートステイでも、帰宅の準備をして
「帰る」と言って聞かない父・・・

本人は自分がおかしなことをしているとは
全く思わないので周りが振り回されます。

自分がもしそうなったら・・・

なりたくないですよね。

だから、少しでも気になったら、MCIを思い出し
検査を受けてくださいね。
自分で理解できる段階ならば、回復も可能です。

今後莫大に増える認知症に対し、
社会や家族に少しでも迷惑をかけないような
心構えが大切だと感じる今日この頃です。

あ、書き忘れました。
認知症にはいろいろな種類がありますが、
その中でアルツハイマー型認知症が多く
主に65歳以上の高齢者が対象になります。

64歳以下の認知症は若年性アルツハイマーなど
若年性認知症と言い、男性にやや多く見られます。
平均51歳ころの発症が多く、全国で4万人くらい。
高齢者よりも進行がはやく、仕事など日常生活に
支障をきたし予後が心配になります。
若いですが、介護保険の対象となります。
こちらも早期発見が必須ですね。





     

      
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2016年7月10日日曜日

世代間の1票の格差が問題だと思う

1票の格差・・・世代間格差が問題だと思う


いらすとやさんからいただきました

本日、参議院議員選挙が行われました。
18歳から選挙権が与えられて初めての国政選挙です。

1票の格差が問われてから、合区などの導入で
少しずつ地域間格差が縮まってきたと思います。

格差が是正されてよかったと思いますが
合区された地域は不満な有権者も多いようです。

しかし、日本の未来を考えたら・・・

一番の問題は地域間格差以上に
世代間格差だと思います。

私も投票所に行きましたが、
高齢者の姿がよく見受けられました。
言っては何ですが、今にも死にそうな高齢者が
抱えられて投票に来ていました。

それに比べ、若い人の姿は少なかったです。
地域によっては学校などに投票所が設けられているので
それが原因かもしれませんが・・・

投票率は54.7%だと放送されていました。

18、19歳の投票率は45%だったようです。
18歳の高校生は約51%、19歳は39%ということで
この差異が心配ですね。
19歳は高校卒業後の人生の岐路にあり、
故郷を離れることもあったりで無関心が増えるのでしょうか。

今後、団塊世代をはじめ、65歳以上の高齢者人口は
年々増加するばかりです。



現在1,500万人程度の後期高齢者人口が
2025年には約2,200万人まで膨れ上がり、
日本の全人口の4人に1人は75歳以上の
後期高齢者という超高齢化社会となります。


年金や医療・介護など社会保障が急増し

高齢者問題が深刻になります。



そして、この高齢者たちが全て有権者になるわけです。

となれば、高齢者は自分たちの生活を守るために
高齢者を優遇する政党や議員に投票するのは
仕方がないでしょう。

現在、保育園問題がクローズアップされていますが、
高齢者にとって育児はもう過ぎたこと。
本心はどうでもいいことかもしれません。

いくらこれからの日本にとって必要な問題でも
多数決による選挙では圧倒的に
高齢者が有利となってしまいます。

これでは、日本の将来を担う若い世代にとって
不利な政治しかなされないわけで・・・

未来の少ない高齢者よりも
これからの日本を支えていく世代を大切に
支援していく政治が必要なのではないでしょうか。

投票権は公共の利益のために行使するものです。
これがなされれば、世代間の格差を
考える必要はないのですが、
ほとんどの有権者は
「自分に有利」な候補者に投票するのは人間の性です。

という私も8年後に高齢者になるわけで、
本心は年金は減らされたくないです。
医療費もあまりかけたくない。

でも、75歳くらいの高齢まで生きられたなら、
もうあまり長生きしなくてもいいのでは・・・
という考えもあります。

早めにいなくなってあげることも国や若い人のため
と考えるのは私だけでしょうか・・・

今後、世代間の1票の格差は大きな問題となります。

では、人口構成によって1票の価値を変えれば?
と思いますよね。
高齢者1に対して若者は1.5にするとか・・・

ただ、一票の価値に故意に差をつけるのは
憲法違反ともされているので、それこそ高齢者が
多いため改正はなかなか困難だと思われます。

でも、この格差を是正する選挙が早期に
実現してほしいと思っています。

それにはまず、人口の少ない年齢層が
率先して選挙に行くことですね。

そういう意味で、今回から有権者が18歳からに
引き下げられたのは本当によかったです。

今後は、国をあげて、若い世代が政治や経済に
興味・関心を持てるような教育や環境を
推進していく必要があると感じています。




     

      
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