2016年5月31日火曜日

保育園問題が改善されない原因のひとつ

保育園を公園に建設することについて

東京都杉並区は、公園に保育園を作ることを計画しています。
その住民説明会の様子をテレビでやっていました。

杉並区は子どもの数が少しづつ増えていて、
保育園不足は深刻のようです。

東京都は保育園用地になる土地が少なく、
住宅街だと住民の反対が強くてなかなか進まない。
そこで、公園の一部に建設する計画を立てました。

ところが、地域住民が猛烈に反対しています。
子どもたちや住民の憩いの場所を取るなということです。

何故、保育園が必要なのでしょう。
共働きの家庭が増え、核家族で子どもを預けるのは
保育園しかないからです。
私も2年間子どもを保育園に預けました。

以前は、育児期間中は専業主婦をする
お母さんが多かったと思います。
だから、あまり保育園問題は叫ばれませんでした。

しかし、この不景気なご時世では、
妻も働かないと家計が回っていきません。
出産でキャリアを途切れさせたくない女性もいます。

育児期間中は、育児に専念できるよう
国や自治体がしっかり援助するべきです。
また企業も、出産・育児を終えた女性に
職場復帰がスムーズにできる環境を整える
必要があります。

いや、企業は働く親たちに企業内保育所を
作るべきではないでしょうか?

保育園問題がなかなか改善されない理由

でも、何故保育園や保育士不足の問題が
叫ばれているのに、なかなか進まないのか・・・

それは、「喉元過ぎれば・・・」ってことです。
保育園に子供を預ける期間は、長くても6年くらいです。
子どもの数にもよりますが。

だから、下の子が小学校に入学すれば、
保育期間は終了です。(本当はその後も大変ですが)

結局、限定的な期間だけ保育園が必要なわけで、
終わってしまえば他人事。

当事者で叫ぶ人がどんどん新しく変わってしまうから、
保育園問題はなかなか先に進まないのです。

政治家は、
短期間で変わっていく保育が必要な親たちよりも、
はるかに多い高齢者の意見を大事にします。
だって、最大の有権者ですから。

高齢者は65歳からだと20年くらいは選挙に通います。
それも莫大な人数です。
だから、高齢者関係が手厚くなるのです。

「子どもの声がうるさい」と言う高齢者の反対で
保育園建設が断念されたりしています。

子育てに関係のない世代にとっては
他人の子どもは迷惑なだけ。(孫は別)
特に、専業主婦が多くを占めた世代にとっては
保育園の大切さが理解できないでしょう。

保育園問題を継続的に訴える人々が今後も必要です。
主に、保育関係者でしょう。
苦労して保育園を終了した親たちも参加してほしいです。

そして、社会全体でで子どもを育てることが必要。
子どもは社会の宝です。

国は、子育て世代をもっと優遇し、
子育てに専念できる経済的援助をお願いします。
そして、企業も努力をしてください。

その子どもたちが将来、国を支えてくれます。

「自分が死んだ後のことなんかわしゃ知らん。」
では困りますよね。






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